Jリーグではどう運営する?

宮崎:間もなくJリーグに上がれそうな位置にいる(※その後J昇格決定)。スタジアムも新しく建てたいという構想がある。

今よりも大きい15,000人を収容することを想定しているなかで、運営は今後どのように変えていくかなど考えておられますか?

青木:僕個人としてはまだ漠然としていて特別なものはないんですが、まずはホーム戦の運営は無事故・無事件というのが絶対というか。そのうえで楽しんでもらえる、また来たいと思ってもらえる運営をしたいと思っています。

ボランティア組織のVOYAGE(ボヤージュ)さんにすごくご協力いただいています。今80人くらいいて、常時30人くらいが試合に来てくれているのですが、その活躍がとても大きいので、彼らと一緒にJ2のスタジアムでも運営したいなという想いはあります。

イベントとか、具体的な部分はまだ全然です。たぶん今やっていることがもう一回り大きくなるイメージかなと。グルメだったり、出店だったり。あと今はビジョン(映像)がないので、その辺りをうまく使えれば。

宮崎:近隣のサービスを充実させて、試合以外にそこに訪れてもらう機会を作るのが狙いなのかなと。

青木:僕はあまりスタジアムのプロジェクトにはかかわってないんですが、その話はずっと出ています。

例えば食事どころもそうですし、岡田さんのなかでは障がい者の子供や学校に行けていない子供の集まる場所など、そういうものを考えているみたいですね。

宮崎:ボランティアのVOYAGE(ボヤージュ)さんはどういう組織さんなんですか?矢野社長からもうかがっていたのですが。

青木:以前は僕とコーチだけで一緒に運営していたのですが、それでもなんとかまわってたんですよ。何十人とかしかお客さんが来なかったので。

でも岡田さんがきて、800人になって、これはやばいと。これはもうボランティアを作らないとまずいと思い、ボランティアを募集しました。それで定期的に説明会を開いてちょっとずつ増えていった感じです。

そのなかで、なにか名前が出来たらいいねということで、その時の初期メンバーの人と一緒に名前を考えて、VOYAGE(ボヤージュ)に決まりました。

今年は初めて公募もしましたが、基本的にはメンバーの家族や紹介などで参加して、また来てくれている人がほとんどですね。小学生から70代まで、幅広い年代の方々に関わっていただいています。

J2のスタジアムが完成した時は、100人くらいいて、常時50人くらいは試合に来て運営のサポートをしていただけたらなと思っています。