ジョルディ・マシプ(バジャドリーGK)
控えGKは現代サッカーにおいて埋めるのが最も難しいポジションかもしれない。脇役としての役割を受け入れてくれる候補は非常に少ない一方、非常にいいチームには信頼できるバックアッパーが必要なのだ。
特にレアルはこのポジションで数年間苦しんできた。現在はアルフォンス・アレオラが控えGKだが、来季はパリに戻る予定で、若きアンドリー・ルニンがその座に収まると見込まれている。
だが、レアルはルニンをベンチに置いて成長を阻害するのではなく、ローン移籍させて成長を続けさせるべきだ。その一方で、マシプは新たな第2GKとしてうってつけの存在である。
ラ・マシアで育成されたものの、トップチームでの出場は1試合だけ。だが、バジャドリーに移籍すると、1部昇格に貢献するなど貢献をみせている。
スタッツ的には彼はリーガでベスト10に入るGKだ。今季はフルタイムに出場しており、期待以上のパフォーマンスを披露。
30歳であるマシプはベルナベウで控えの座を受け入れるかもしれない。宿敵で育った経歴があるが、レアルにとって賢い獲得になりえる。