今季イタリア・セリエAのブレシアに加入したFWマリオ・バロテッリ。
大きな期待を受けての故郷帰還であったものの、今季19試合の出場で5ゴールという結果となり、クラブも最下位に沈んでいる。ラツィオ戦ではこんなシュートを決めて、再ブレイクも予想されたが…。
相変わらず様々なトラブルを引き起こし、戦力的に厳しいチームを救うことが出来なかった。
そして、セリエAがリーグ再開に向けて動き出すなか、「バロテッリが練習を無断で欠席している」という報道があった。
それに対してバロテッリは「僕が幽霊だったとは知らなかった。メディアはそこにいただろう?」とその事実を否定していた。
ところが、『Tuttomercatoweb』などが伝えたところによれば、バロテッリはふたたび3日の午前に行なわれた練習を突然欠席したとのこと。
その理由は、レポートによれば「この段階で契約を解除したいブレシアと、チームに戻りたいバロテッリ」の間で意見が対立しているためであるという。
ただバロテッリの代理人であるミーノ・ライオラはまだクラブに現れておらず、話し合いはそれほど進んでいないようだ。
バロテッリはブレシアで年間100万ユーロ(およそ1億2000万円)の給与を受け取っているが、クラブ側は度重なる練習欠席などを契約違反と考え、40万ユーロ(およそ4900万円)の返還を求めているとか。
バロテッリの契約は2022年まで残っているが、ブレシアがセリエBに降格すれば自動的に解除される予定だ。現在の状況を踏まえれば8月には退団が濃厚である。
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この段階でブレシアが解除を求めているということは、その給与の一部を取り返したいという意図があるとも読める。バロテッリの練習欠席騒動もそれから引き起こされているのだろうか…。