ヤン・ヴェルトンゲン

トッテナム・ホットスパー所属

ジョゼ・モウリーニョという名前が、私の選択をより難しいものにした。

若きアイルランド産ポーチャーのトロイ・パロットを推したい気持ちもあったが、モウはこの境遇で彼をそこまで起用しないだろう。そしてなにより、今季スパーズの守備の脆さは無視できない。

ヴェルトンゲンはモウの構想から外されかけているが、ここからの戦いには彼の経験とリーダーシップが不可欠な事は明白だ。29試合で4つのクリーンシートも物足りないが、ゴールに直結するミスの数が7つあることは更なる驚きである。

守備が不調なチェルシーやアーセナルですら、こちらの数値は2と4。この“個人のミス”の連鎖に乗らず、チーム8年目の男が最終ラインをまとめ上げれるかは大きなファクターであろう。