これまでも先進的な取り組みを行ってきたオランダサッカー界。オランダサッカー協会(KNVB)が新たな方針を発表した。
2020-21シーズンから女子選手を男子リーグでプレーさせる実験的な取り組みをスタートさせるという。
初めて男子のトップチームでプレーすることになったのは、19歳の女子選手エレン・フォークマさん。彼女は来季から男子アマチュアチームであるフォアルトのトップチームでプレーする。
オランダでは1986年から女子と男子をミックスさせる試みを導入してきたそう。女子は最年少からU-19まではミックスでのサッカーをプレーできるものの、それ以上になると女子はカテゴリーBへ行かなければいけない(男子はカテゴリーAへ)。
KNVBは今回の結果を見て、カテゴリーAで女子と男子をミックスさせることを許すか、それを恒久的に許可するかを判断するとのこと。
5歳から同クラブに所属しており、ユースでもプレーしていたというエレンさんはこんな選手だ。
The Dutch FA is allowing a woman to join a men’s team as part of a pilot programme to give women more opportunities to compete and be involved in the men’s game: https://t.co/NeREIMpEBc pic.twitter.com/Q3KHCEXZ1i
— ESPN FC (@ESPNFC) August 4, 2020
彼女は「このチームでプレーを続けられるのは素晴らしいこと。ここで5歳の時からプレーしてきたし、もし来季からこのチームでプレーできなかったら残念なことでした。かなりの挑戦ですが、よりワクワクしています。私がチームに残れることに同僚たちは熱狂的に反応してくれました。どうなるか分からないけれど、この実験に参加できるのはとても嬉しいです」などと話している。
エレンさんがプレーするのはオランダ国内で9部・10部相当のアマチュアリーグのようだ。