彼らは『トーレスは失敗するだろう』と言っていた。17歳だったからとても傷ついたよ。
愛と敬意を持って接してくれた記者もいたが、自分のイメージを汚すために働いているクラブの従業員もいた。
UEFA U-19選手権(2019年7月に開催)のあとに退団を考え始めた。クラブは『君のことは頼りにしていない』と言ってきた。文字通り5人目のウイングだと。補強は来るし、他のポジションの選手もいると。
さらにひどいことに、彼らはスペインのチームに僕を放出しようとしたこともあった。レバンテ、そして2部のチームを含む12のクラブから電話があった。そこで退団を考え始めたよ。
契約更新は検討したが、クラブに条件を提示していた。
一つはピーター・リム会長に僕がこのクラブで重要な存在だと理解してもらうこと。もう一つはフェルナンド・トーレスのようにキャプテンを与えてくれること、そしてチームで屈指の給与を約束してくれること。
3つのうち2つが満たされればよかったが、ゼロだった。
もちろんバレンシアに残りたかったし、そのための条件を提示した。クラブがヨーロッパのビッグクラブと同じ立場にないことは知っているが、そのプロジェクトを率いる存在になり、そのように大事に扱われることを望んだ。
しかし、クラブは僕を守りたくはなかったんだ。
シティ加入のF・トーレス、衝撃の暴露…「バレンシア主将にムシされてた」
Text by 石井彰(編集部)
カズに憧れて全身赤のスーツを買ったことで校内一の人気者になったが、中身が伴わず一発屋で終わったというエピソードを持つ島根県出身のエディター。その影響か赤いチームを好み、ヴァランシエンヌ、レイションエス、ノッティンガム・フォレストなどを応援している。
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