アパレルグッズでも『松本山雅スタイル』を追求する

――第1弾の『OneSoul BOX LOGO』コレクションもそうでしたが、ロゴが比較的小さく配されたシンプルなデザインが多いように思います。その辺りの意図と、今後どのような製品を展開していきたいと考えているか教えてください。

大切なことは、デザインや商品構成よりも週末の山雅の試合を楽しみにするように山雅のアパレル展開も毎シーズン楽しんで頂くことです。

究極は季節の変わり目の洋服を買う際の選択枠に入ることだと思います。そのためにも売上が悪かったとしても展開を止めるのではなく繰り返し展開し習慣化していくことが大切だと感じています。毎回コレクションを発売してサポーターの反応を見ながら調整してブラッシュアップして行くことが大切だと思います。

――「松本山雅FC」をうたわないデザインのアパレル展開をするということは、松本山雅のファン・サポーター以外の層もターゲットとして考えているのではないかと思います。そのために重視している点はありますか?

理想を言えば、松本山雅のファン・サポーター以外の方々にも購入して頂きたいです。ただ、現時点での私たちのスキルやクラブの立ち位置としてそれは難しいとも思っています。

北海道コンサドーレ札幌のブランディングを担当しているWhite Mountaineeringの相澤陽介さんのような著名なデザイナーと協業しているわけではありません。トップチームと同じように自分達の全力を出し切って目の前にいる松本山雅のファン・サポーターの方々に喜んでもらうことを優先順位の一番においています。

大切なのは、目の前にいる松本山雅のファン・サポーターの方々に喜んで頂くこと。『松本山雅スタイル』の追求です。

※松本の“アイコン”と言える山雅。平日の公開練習にも多数のファン・サポーターが駆けつける。