ロベルト・レヴァンドフスキ

ポーランド代表→ドイツ代表

ここまで紹介した選手たちとは違いレヴァンドフスキはそもそもドイツ代表に入る資格を持っていないのだが、あえて取り上げてみたい。

香川真司とドルトムントでポジションを争ったポーランド人FWは、絶対王者バイエルン・ミュンヘンのエースとしてブンデスリーガの歴史を塗り替えており、今季もここまで25試合35得点という驚異的なペースでゴールを量産している。

思えばミロスラフ・クローゼもポーランドの血を引いていた。ドイツは隣国ポーランドをサッカー面において圧倒し続けているが、かつて偉大なFWを何人も輩出した大国は近年、世界的なFWに恵まれないでいる。

完全無欠、弱点という弱点が見当たらないレヴァンドフスキにとって、こうなるともはや「ドイツ人でないことが唯一の弱点」といえるのかもしれない。