先日から世界のサッカーで試験導入されている「脳震盪を起こした選手を追加で交代できる」ルール。
通常の交代枠に加えて、脳震盪の兆候を見せている選手については追加で1名入れ替えることができる…というものだ。
しかし『AFP』によれば、アメリカの国内リーグすべてのカテゴリにおいては、現在「脳震盪の兆候がある選手は2名まで追加で交代できる」というルールを導入しようとしているという。
これはメジャーリーグサッカー(MLS)のみならず、NWSL(女子サッカーリーグ)、そのほか育成年代のすべての大会に適用されるとのこと。
このルールは2月に行われた女子サッカーのシービリーブズカップで使われたもので、これまで以上に脳震盪への意識を高めることができ、選手の安全を保てると考えられている。
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もちろんこれまでと同じように、脳震盪の発生による追加交代が使用された場合、対戦相手にもそれと同じ数の交代枠が与えられる。
このルールについては現在FIFAの承認を待っている状況にあり、それが下り次第運用されるとのことだ。