サッカークラブは毎年のように選手を入れ替えなければならないもの。その中に時々チームに強烈な影響を与える契約が混ざってくる。
かつてはユヴェントスからレアル・マドリーに移籍したジネディーヌ・ジダン、リーズからマンチェスター・ユナイテッドに加入したエリック・カントナなど。
近年ではもしかしたらブルーノ・フェルナンデスが最も近いかもしれない。スポルティングからやってきた彼は低迷していたユナイテッドを一人で変えているが、まだタイトルにまで届いていない。
今回は『Sportskeeda』から「2000年代以降に生まれた、サッカークラブの運命を変えた5つの決定的移籍」を紹介する。
アンドレア・ピルロ
運命を変えた移籍:ミラン▶ユヴェントス
ユヴェントスはあの悪名高きカルチョ・スキャンダルによって2005年と2006年のスクデットを剥奪され、そしてセリエBへの降格処分を受けた。1シーズンで1部昇格を成し遂げたものの、それによって大きなダメージを受けていた。
その流れを変えたのは、アンドレア・ピルロの獲得だった。ミランで契約満了を迎えたイタリア最高のプレーメーカーは、フリーでユヴェントスへと移籍。それから4年間で4回の優勝をもたらし、クラブの運命に大きな影響を与えた。
すでに30代になっていたにもかかわらず、トリノにやってきた彼のプレーは世界最高レベルを保っていた。近代のユヴェントスで最も決定的な補強であり、しかも移籍金はタダだった。