ビクトル・バルデス
ジョゼップ・グアルディオラが率いていたバルセロナは、ゴールキーパーのビクトル・バルデスが常に試合に絡んでいた印象だ。ユース出身の生え抜きである彼は、間違いなくこのクラブで歴史上最高の守護神であろう。
セービング技術の高さでは彼よりも優れた選手はたくさんいただろうが、そのリーダーシップや貴重なビルドアップ能力、ときに見せるスーパーセーブで重要な存在になった。
12シーズンを戦い535試合に出場した彼は、2014年に退団した後はほとんど活躍できずに終わった。そういう点でもまさに純粋なバルセロナの男であった。