「第4審判がボードを掲げた時、僕は交代するべきだったし、そうしなかったのは申し訳ない。
僕が間違っていた、かかわった全ての人に申し訳ない。
公然で傷つける形になったサッリ監督、同僚である素晴らしいプロフェッショナルであるウィリー、チームメイト全員、試合中やその後数日に渡る喧噪など全てに我慢しなければいけなかったチェルシーファンたちに。
クラブ内では大したことにはならなかった。ボス(サッリ監督)とはお互いがあの状況をどう見ていたのかを話して誤解を解いた。
1試合だけ外されたけれど、1週間後にはチームに戻った。フラム戦で素晴らしい試合をしたのを覚えているよ。
数か月後には僕がPK戦で2本セーブして、フランクフルトとのEL準決勝に勝った。内部的には全てがまた大丈夫になった。
でも、クラブの外のことはコントロールできなくなっていた。
リーグカップ決勝後にロッカールームで携帯電話を見たら、自分が世界的なニュースになっていることを知った。
その後の3,4日間はそれが収まらなかった。打ちのめされたよ。
あの写真を見た多くの人は僕がマウリツィオに無礼を働いたと思ったのは明らかだ。
誤解されていると感じた。監督を無視するつもりは全くなかったからね。
自分は大丈夫だと彼に伝えたいだけだった。それをメディアにも説明しようとしたけれど、できなかった。
幸運にも今では単なる過去のエピソードだ。マウリツィオとは今でも素晴らしい関係にあるよ。
また同じような状況になったら、自分がどうすべきかは分かっている。
でも、全てが傍から見たものと同じわけではないという例でもある」
あれは誤解だったと釈明しつつ、自分の判断は間違いだったと謝意も表していた。