エヴァートンからカタールのアル・ラーヤンに移籍したコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス。
カルロ・アンチェロッティ監督を追ってエヴァートンに加入したハメスだが、その恩師は1年でレアル・マドリーへと去っていた。
今季のハメスは1分もプレーしていないが、なぜエヴァートンは売却を1月まで待たなかったのか。ラファ・ベニテス監督は会見でこう説明した。
ラファエル・ベニテス(エヴァートン監督)
「ハメスの問題は非常に簡単かつ難しいものだ。
プレミアリーグがあり、エヴァートンがあり、開幕戦から最終節までインテンシティがあり、リーグ戦で50パーセントにしか起用できない選手がいる状況は簡単にマネージメントできないものだ。
自分たちのリソースを最大化する必要があるし、そういう状況だ。
必要な時にいいオファーを見つけるのは簡単なことではない。
それがある時にはそのオファーをマネージメントする必要がある。そういうタイミングだった。
それまでは適切なオファーがなかったし、(今回は)彼にとって適切なものだった。
彼も満足していたし、我々はそうせざるをえなかった。リソースを最大限に活用し、クラブの長期的な未来を守らなければいけないからね」
現在、エヴァートンはドミニク・カルヴァート=ルインとリシャルリソンが怪我で離脱している。ただ、クラブとハメス本人が満足できるオファーがあったので、このタイミングで売ったということのようだ(カタールの移籍市場は9月末まで開いている)。
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なお、ハメスの契約には1月にPSGへ移籍できる条項があるとも伝えられている。