万能型のアタッカー2名もチームを牽引

そして、指揮官の教え子であり、今季から京都でプレーする松田は、ハードワーク戦術を文字通り体現。

主に左ウイングで起用されているが、右ウイングやインサイドハーフでも問題なく機能しており、マルチロールとしてチームを支える。加入1年目からキャプテンに任命されるなど指揮官とチームメイトからの信頼も厚い。

最後は、絶対的エースとしてチームを牽引するウタカだ。

清水エスパルスを皮切りにサンフレッチェ広島、FC東京、徳島、ヴァンフォーレ甲府とJクラブを渡り歩いてきた熟練のストライカーは今季も健在。ここまでリーグ2位タイの15ゴールをマークしており、22ゴールを挙げた昨季に続いて得点源として大活躍中だ。

見逃せないのは、ゴール前だけの動きだけではない。最前線から頻繁に中盤まで降りてきて組み立てに関与し、精度の高いスルーパスや懐の深いポストプレーでチャンスメイクにも大きく貢献しているのだ。

自ら得点を取りつつ、味方のゴールも演出する。そして、経験に裏打ちされた駆け引きで相手ディフェンダーを混乱に陥れる。こんな万能ストライカーがいれば、どれだけ心強いかは言うまでもない。