――サイドハーフと違いは?

プレッシャーですね。視野がかなり違います。

360度の視界でプレーすることはなくなったので、前よりは少し余裕が出たかなと思います。攻撃の部分で言えば、よりボールが持つ時間があるという感覚です。

守備の部分は、やったことがなかったので最初は不安がありました。

ただセンターバックやサイドハーフの選手とコミュニケーションをとったり、映像で何回も繰り返し見たりとか、それで徐々に慣れてきて、そんなに今は違和感もなくなりましたね。

去年に関しては、試合がどんどん続けて来たので、短期間に多くの試合をこなせました。

その中で、とにかく良いポジショニングを取らなきゃいけないということを意識しています。

ボールの周辺ばかり見てしまうことが多いと思うんですけど、僕は元々試合を見るときに、全体像を見ることが多いんです。自然と11対11の感覚で見ることが多かったので、すんなり(サイドバックに)入れたっていうのはあるかもしれないですね。

だから、実はあまり変わってないかもしれないですね。サイドハーフをやってるときに「サイドバックにはこういうことをやってもらいたいな」って思ったことを逆にやるようにしてます。

――パートナーについては?

風間宏矢はボール持てて上手な選手なんで、簡単に預けて僕を使ってもらうような感じでイメージしています。僕はいいタイミングで追い越して一つの選択肢になれれば。

簡単にこちらを使ってくれるんで、僕がペナルティエリアの中に入ったり、クロスやシュートを出せる場面が多くなっているのかなと。長く一緒にプレーできている分、とてもスムーズですね。

――アタッカーに戻りたいと思うことは?

サイドの選手が疲れてるときとかに、追い越してゴール入りたいなと思うときあるんですけども、我慢していますね。

これ、よく聞かれるんですよ。本当はサイドハーフやりたいんじゃないの?と。

ただ、どちらかというと僕は「自分の価値が上がるのはどっちかな」っていう感覚の方が強いんです。と考えたら、今はサイドバックで出た方が自分の選手としての価値は上がるんじゃないかなと思っています。

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