今年2月にマルセイユの監督を辞任したあと、フリーエージェントの状態が続いているアンドレ・ヴィラス=ボアス氏。
趣味として続けているモータースポーツでラリーに出場するなど存在感を見せているが、一方サッカーの方ではまだ次の場所が見つかっていない。
『SIC』や『Football London』によれば、彼は今回リスボンで行われたウェブサミットに出席し、エリートコーチの考え方に関するセミナーでこう語ったという。
アンドレ・ヴィラス=ボアス
「過去から今に至るまで、いくつかのチームで指揮を執るための話し合いがあった。
監督としてのキャリアは15年間で終える。そのうち12年を終えた。その中でしばしの休息をとってきた。
そのキャリアを終えるまでに、私はワールドカップで指揮を執りたいと思っている。
クラブと契約している選手ではなく、国を守るために戦っている選手を指導するというのはどういうことなのか。それを経験できるのであれば、私はどんなことでも受け入れられる。
契約の更新、代理人の存在。それらが関与しないということは、選手が草の根のサッカーに戻ったようなものだ。
ワールドカップで監督としてのキャリアを終えたい。来年はどうなのかわからないが、将来的にはそうなるかもしれない。これを体験したいというのは、私の頭に間違いなく存在している」
「サッカーは私の職業であり、将来だ。マネージメントにとても興味を持っている。一方で、モータースポーツは私の情熱だ」
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ダカールラリーやラリー・ポルトガルへの出場など、モータースポーツでの活動が目立っているアンドレ・ヴィラス=ボアス。しかしサッカーへのモチベーションは失われておらず、ワールドカップで指揮を執ることを目標としているようだ。