山根視来

対人の酒井宏樹、走力の室屋成がいる右サイドバックのポジションに、現J1アシスト王が新風を吹き込んだ。

一昨年までは代表と縁のないキャリアだったが、湘南ベルマーレから川崎フロンターレに加入すると、攻撃面の万能さと粘り強い守備で国内最高レベルのサイドバックに成長。

今年春から日本代表に定着し、勝負の11月シリーズでは酒井の怪我もありフル出場でアウェイでの2連勝に貢献した。

普段一緒にプレーする家長昭博とタイプがまったく異なる伊東純也とのコンビには熟成の余地があるものの、ビルドアップが課題のチームにとって重宝される存在となりつつある。