「アントニオ(コンテ監督)は、僕が出会った最初の人だったと思う。(自分がやりたいことを)はっきりと分かっている…まるで学校に通っているようだったよ。

断言していい、彼は教えてくれる。GKからゴールを決めるまるに何をするべきか、その全てをね。

それは僕のサッカー観とは違うかもしれない。誤解して欲しくないけれど、最初は自分にとって難しいものだった。

かなり走るし、インテンシティも高い。ビッグセッション、ダブルセッション、ジムセッション。

僕は常に自分のクオリティとビジョンをもとにやってきた。自分が危険だと思う場所、相手を痛めつけることができると思う場所にパスを出していた。

ポゼッションゲームが多いペップのような監督ともやってきたけれど、そのなかでの自由は得ていた。

コンテのもとでは、自由は存在しない。彼はどこにパスを出さなければいけないかを教える。

当時の僕は29歳だった。すでに13年もプレーして、多くの決勝戦でプレーし、多くを勝ちとってきたのに、どこにボールを出さなければいけないかを教えてくる」