「アントニオ(コンテ監督)は、僕が出会った最初の人だったと思う。(自分がやりたいことを)はっきりと分かっている…まるで学校に通っているようだったよ。
断言していい、彼は教えてくれる。GKからゴールを決めるまるに何をするべきか、その全てをね。
それは僕のサッカー観とは違うかもしれない。誤解して欲しくないけれど、最初は自分にとって難しいものだった。
かなり走るし、インテンシティも高い。ビッグセッション、ダブルセッション、ジムセッション。
僕は常に自分のクオリティとビジョンをもとにやってきた。自分が危険だと思う場所、相手を痛めつけることができると思う場所にパスを出していた。
ポゼッションゲームが多いペップのような監督ともやってきたけれど、そのなかでの自由は得ていた。
コンテのもとでは、自由は存在しない。彼はどこにパスを出さなければいけないかを教える。
当時の僕は29歳だった。すでに13年もプレーして、多くの決勝戦でプレーし、多くを勝ちとってきたのに、どこにボールを出さなければいけないかを教えてくる」
天才セスクが仰天!コンテの「自由がない完璧なプレー方法」がおもしろい
Text by 井上大輔(編集部)
神奈川県出身。もともとは野球小僧だったが、1998年W杯をきっかけにサッカーにも熱中。ウイイレなどのサッカーゲームにも、ドはまりした。好きなリーグはよく見ていたリーガ・エスパニョーラ。
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