数多くの名選手が所属してきたバルセロナ。時代を彩るようなスターがカンプ・ノウで輝いてきた。

しかしながら、その中にはバルセロナで1年しかプレーできなかった者も…2002年以降のそんな選手たちを『Planet Football』から特集する。

フアン・ロマン・リケルメ

アルゼンチンのレジェンドである稀代の司令塔は、2002年にボカ・ジュニオルスから1000万ポンドの移籍金でバルセロナに加入した。圧倒的なテクニックを生かした繊細なキープ、そして凄まじいパスセンスは、カンプ・ノウで指揮を執っていたルイス・ファン・ハールのサッカーに全く合わなかった。

ファン・ハール自身も彼のことを「政治的な契約」と話し、最終的には42試合で6ゴールという成績に終わった。1年でビジャレアルへとローン移籍し、そこで「イエローサブマリンの王様」として見事な活躍を見せることとなる。