2日に行われたレンジャーズとのオールドファームにおいて、2得点1アシストの大活躍を見せたセルティックMF旗手怜央。
そのパフォーマンスは有力選手たちの目も引いたようで、セルティックの熱心なファンであるリヴァプールのスコットランド代表DFアンディ・ロバートソンもSNSで「旗手はとんでもない選手だね」と感嘆の声をあげた。
Hatate a serious player 🔥🔝
— Andy Robertson (@andrewrobertso5) February 2, 2022
世界的なビッグマッチでの活躍により、夏の補強に向けて彼をピックアップしたクラブは多そうだ。
テクニカルかつエネルギッシュなプレーが印象的な旗手だが、クレバーさも持ち味の一つ。そんな彼の“頭の良さ”を象徴するようなシーンがこの試合でもひそかに見られたぞ。
【動画】首位レンジャーズを撃破!旗手怜央のクレバーすぎる「ハンドサイン」
セルティックは「ユニークアングル」としてピッチレベルでのハイライトを毎試合配信。注目したいのは、旗手が2点目を決めた2分後、44分に生まれた3点目の場面だ(動画1分30秒~)。
スローインを受けた旗手が左足でクロスを送り、ファーから走り込んだリエル・アバダが見事に合わせて試合を決定づけたシーン。
今回のハイライトを見ると、旗手はアシストの直前、ソックスを直すしぐさをしながらスロワーをチラチラ見ていることが分かる。
そしてジョタからボールを受け取ったテイラーの顔が上がっているのを確認すると、右手でさりげなく前のスペースを指示。そこにテイラーがボールを送り、相手の意表を突いたことで旗手の正確なダイレクトクロスが生まれていたのだ。この駆け引きこそ、まさにフットボール!
クロス自体もサイドの奥を取った際のお手本のような上げ方。これはおそらく川崎フロンターレ時代、左サイドバックとしてプレーしていた頃に練習した成果だろう。
DAZNがYouTubeで配信しているこの試合のハイライトは、急上昇ランク1位を獲得した。
日本で培った技術や判断力をいかんなく発揮し、欧州の舞台で強烈な輝きを放っている旗手怜央。日本代表でも期待される24歳の世界でのチャレンジは、まだ始まったばかりだ。