村田諒太選手がボクシングミドル級で金メダルを獲得したのは10年前のロンドン五輪。
同大会でヘビー級王者に輝いたのが、ウクライナ人のオレクサンドル・ウシクだ。
彼はプロ転向後も活躍を続け、昨年にはWBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者にもなった。
そのウシクは先月で35歳になったが、その誕生日を祝うべく、夢だったサッカー選手としてのデビューを果たした。
ウクライナ2部チームのプレシーズントーナメントでピッチに立ったのだ。その降臨シーンがこちら(動画4分47秒~)。
ピッチ脇でシャドーボクシング!191cm100kgの体躯は大迫力だ…。
センターフォワードとして20分ほどプレーしたものの、ボールタッチは1回だったとか。それでもユースチームで左サイドハーフとしてプレーしていたという彼は、夢が叶ったと喜んでいたそう。
オレクサンドル・ウシク(WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者)
「感情が高ぶっているよ。仲間たちといい友達になれた。
最初は『チームがどう反応するかな』って感じだったけれど、全てが最高だった。
最初にピッチに入った時はおもしろかったね。
皆にはとても感謝しているよ、大歓迎してくれたし、友達になってくれた。
監督と会長にもこの仕事をオファーしてくれたことを感謝するよ。とても感慨深いね。
まだサッカーをしていた子供の頃はプロチームでプレーしたいと心から思っていたんだ。
その後、たまたま素晴らしいボクシングの世界に入った。
そして、35歳になって、プロチームでプレーするという子供の頃の夢を叶えることができた」