今冬のマーケットでブレントフォードに加入し、ついにサッカー選手として再びピッチに戻ってきたクリスティアン・エリクセン。

昨年行われたEURO2020で心臓発作を起こしたことから命の危機を経験したものの、幸いにして見事に回復。しかしながら埋込み型除細動器を装着したことによって、当時所属していたインテルでは規定上プレーが不可能になった。

そこで12月に契約解除をしたあとでクラブを探していたが、今回イングランド・プレミアリーグで再びプレーすることを選択した。

【動画】ブレントフォードにやってきたエリクセン

彼は今回ブレントフォード公式のインタビューに対して以下のように話し、現役復帰はすぐに決めていたと語った。

クリスティアン・エリクセン

「すべての検査が始まり、知識を得られるようになった。できるのかどうかという疑問があり、医師の話を聞いたあとにゆっくりと歩み始めた。

医師が設定したテストでプログラムを実行できれば、ゆっくりとサッカーに戻ることができる。まずは多くの検査をしたよ。練習に心臓がどう反応するかをね。

幸運にも、あらゆるものでいい結果が出てきた。毎月、僕は自分を駆り立てることができたし、プレーできるようになった。埋込み型除細動器を着けていても制限はないよ。

マラソンも、ダイビングも、なんでもできる。それは診断結果と感覚に依存している。妻のサブリナには『引退するだろう』と言ったが、数日間で翻っても驚いてはいなかったよ。すべてが大丈夫だったら気が変わるものだ。

最初の3ヶ月はなにもしなかったが、それからの3~4ヶ月はリハビリプログラムをこなしていたよ。

試合を見るのは難しかったね。それをやめて、家族や他のことに集中していた。ただ数カ月後には戻ってきた。ボールを触り、芝の匂いを嗅ぎ、スパイクを履いて、すべてのものが僕の中に帰ってきた。スタジアム、ファン、そしてチームに関わることへの興奮が。

起こった物事を克服することが挑戦だった。基本的にはイタリアでプレーすることを目指していたが、それは許可されなかった。なので基本を変える必要があった。ブレントフォードで通常の生活に戻れるチャンスがある。

それが自分の目標だ。再びエリクセンをエリートサッカー選手として見せることがね。除細動器を使いながらプレーできることを証明する。心停止を起こしても、適切なテストをしてすべてが正常ならば、もう一度プレーできる。嬉しいよ」

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