――サンガは前半も後半も入りが良かったんですが、その後FC東京に押し返されました。あの展開を作った原因は?

サッカーは流れやリズムがあります。J2であればサンガのペースで全て運べたものが、J1では相手のペースに移ってしまう。そこで前半は少しダウンしたように見えました。

全てが全て自分のペースでやることは難しいですし、体力的にも厳しい。ただ、その時に失点しないで進められるのは今の力ですね。

アグレッシブに行くサッカーの中で、どれだけ守れて、どれだけゴールを決められるか。そこは常に挑戦を続けていくでしょうし、これからの試合も楽しみですね。

――京都サンガは開幕してから公式戦初の無得点でした。

あまりネガティブではないとは思います。逆に、ここまで全てゴールを取り続けてきたことが素晴らしいですよ。

取れない時は仕方ないですし、そのときに失点しないというところに目を向けなくてはいけない。ゴールを脅かすシーンは多かったですしね。これからの練習でチームとしてしっかり合わせていくことが、得点に繋がると思います。

このメンバーとこのチームはゴールを取れると思うので、自信を持って次の試合に挑んでいくことが勝利への近道だと感じますね。

――それでは、FC東京戦でのMVPはどなたをお選びに?

川﨑颯太選手です。世代別の代表にも呼ばれたということで、自信を持ってプレーしていたように感じました。

開幕から安定したパフォーマンスと正確性を見せています。本当にミスをしませんし、しっかりと守備もできますし、アタックもインターセプトもできる。

体格は小柄なんですけれども、本当に目立つ選手だと前から思っていました。今回の試合は、すごくそれを感じさせられました。

「ミスをしない」ということを練習から取り組んでいると思いますし、もうベテランの風格があります。

負けた試合ではあるんですけれども、彼をMVPとして選ばせてもらいました。代表でさらに自信をつけて帰ってきてほしいです。

――では最後に、原さんの今後の活動を教えて下さい。

先週末は名古屋で子どもたちに向けた感謝プロジェクト、「未来の日本代表発掘プロジェクト」を行いました。

そして、27日には岐阜でイベントをやらせていただけるので、ぜひそちらにお越し頂ければ幸いです。

岐阜のフットサルアリーナ本巣で27日の13:30から小学生、15:30から中学生と大人を対象にスペシャルサッカークリニックを行います。

ゲストにはあの鈴木隆行さんがいらっしゃいますので、多くの方々に来ていただけたらと思っています。よろしくお願いいたします。

――今週もありがとうございました!

「原一樹のフットボール研究所」は、毎週水曜日20:30~20:58にFMおとくにで放送している「フットボールラウンジ」でもお届けしています。メッセージも募集中!

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