30日のJ2リーグで素晴らしいゴールを決めた横浜FCのFW小川航基。

中盤で相手選手との競り合いを体でブロックすると、さらに襲い掛かった選手を股抜きでかわし、そこから強烈なロングシュートを突き刺した。

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小川といえば186cmの長身で足元にしっかり収められることから「大迫勇也の後継者」として大きな期待を集めた。

東京五輪エース候補の筆頭でもあったが、大きな怪我もあって争いから脱落。昨季は磐田で24試合1ゴールという低調な成績に終わり今季から横浜FCでプレーしている。

その今季はここまで7試合6ゴールと高い決定力を発揮しており、チームは無敗で首位、個人としても得点ランキングのトップに立っている。

まさに絶好調。チームを指揮する四方田修平監督も30日の試合後このように話していた。

「最近、点を取るという部分では乗っているというか、いまは『打てば入る』というようなイメージが彼の中にはあるように思う。体の調子も良いのか、練習が終わったあとよくシュート練習もしているし、非常に心身の調子が良いのかなと思います」

現在の横浜FCは1トップ2シャドーを敷き、小川はやや下がり目のポジションで起用されている。彼の潜在能力を考えるとちょっと勿体無さも感じるが結果が出ているのは事実だろう。

小川本人も大きな手応えを感じているようだ。

「一番はチームのコンセプトにあると思う。やっぱり守備的なチームじゃないですし、前の選手にはこのサッカーをやっていれば必ずチャンスが多く訪れる。J2でもトップクラスの選手が集まっているので、必ず主導権を握れる戦いが出てくると思うし、前の選手には絶対にチャンスが来るので、そのチャンスを決め切れるかどうかがカギになる。決定力に関してはすごく自信があるので、それが要因かなと思います」

1997年生まれでまだ24歳。ここから小川航基の巻き返しに期待だ。

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