――先週原さんが「ウタカ選手だけじゃないぞ、俺たちも点を取るよ」という意識の話をしていたんですが、その通り宮吉選手と山田選手がゴールしましたね。
本当に頼もしかったですね。宮吉選手は、前で福岡選手と飯倉選手がぶつかり合うのを予測して、そこにこぼれてくるのを知っていたかようなポジションで待っていました。さらに相手に取られないように狙ったところへとシュートを撃っています。
あの予測や冷静さは、まさに宮吉選手が持っている能力ですね。
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あっという間の逆転劇🔥🔥🔥#宮吉拓実 が蹴り込んだ!!
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京都はカウンターから左サイドの #荻原拓也 がクロスを入れると、GKがキャッチしきれず。
こぼれ球を拾った宮吉が豪快に決めた!
🏆2022明治安田J1第6節
🆚神戸×京都
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) April 2, 2022
山田選手はファーストタッチでのゴールですよね。あそこで決めてくれるというのは、チームを楽にする一番の力だったと思います。そこまでもしっかり走っていました。また松田天馬選手が90分走ってきたあとでさらにスペースランニングして、しかもいいクロスを上げました。力強さを感じましたね。
まだまだいろいろな改善点はありますし、これがベストゲームではないと思うんですけれども、アウェイで勝点3を取れて、しかも複数得点ができた。それをポジティブに考えて、ここから勝ちを積み重ねてほしいですね。
――逆に、神戸はまだ今年未勝利ですね。あれだけ素晴らしいメンバーがいて、なぜ勝てないのでしょうか。
サッカーはメンバーだけではないですし、戦い方などいろんな要因はあると思います。監督も変わりましたし、やり方が浸透していなかったり、統一性ができていないというところは感じます。それがなかなか勝てない理由かなと思いますね。
どれだけ攻撃が点を取ったとしても、守備がダメだったら結果は出ません。守備がどれだけ頑張ってくれても、攻撃で点が取れなければダメですよね。
そこは信頼関係だと思います。ゼロで守るから1点取ってくれ。1点は取るから必ず守ってくれ。お互いの信頼の中で一つ一つのプレーが生まれます。戦術やスタイルの中に個があるものです。個だけが重視されすぎてしまうと、なかなかチームとして力を発揮できないですね。
自分がストライカーとしてプレーしていたときも、やはりいい守備から良いゴールが生まれるものでした。自分自身もそれを心がけていましたね。
――最後に京都サンガの原的MVPを選んでいただけますか?
今回は二人選びたいと思います。まず得点を取った荻原選手。そしてもう一人は宮吉選手です。
彼らのゴールはチームの力になりましたし、荻原選手はさらにアシストと言っていいクロスも見せました。
宮吉選手もシュートはもちろん運動量も本当に多かった(11.184kmで川﨑颯太、松田天馬に次ぐチーム3位)。ピッチ上に2人いるんじゃないかなというくらいでしたね(笑)。
球際の勝負で宮吉選手、守備で戻って宮吉選手、攻撃に変われば宮吉選手。画面に出てくる場面があれだけ多い中で、ゴールまで奪いました。このスタイルは宮吉選手の力になりますし、それが京都サンガのパワーにも繋がりますね。