現在、バーレーンに本拠地を置いている資産運用会社「Investcorp」との買収交渉が進められているミラン。

オーナーであるエリオット・マネージメントとは今週いっぱい独占的な交渉期間が続いており、週末には合意に達する可能性もあるという。

ミランの時価は、抱えている債務の返済も含めて11億8000万ユーロ(およそ1597.7億円)と見積もられており、『Reuters』によればこの額を基本として話し合われているようだ。

「Investcorp」はこれまでグッチやティファニーなど高級ブランドの業績改善に寄与してきた会社で、420億ドルを超える資産を管理していると伝えられる。

そして、もし買収が成功した暁には、多くのビッグネームに手を伸ばして大型補強を敢行するとも。

狙っているターゲットはラヒーム・スターリング、マルコ・アセンシオ、イスコ、セバスティアン・アレル、クリストフェル・エンクンクなどで、すでにスヴェン・ボットマンとディヴォック・オリギは加入に合意しているという。

ただ、その一方で『Corriere dello Sport』が伝えるところによれば、かつてミランの会長を務めていた中国人実業家のリー・ヨンホン氏がミランを相手取って訴訟を起こしたという。

リー・ヨンホン氏はかつてミランを経営していた際に資金の調達が滞り、借り入れ元のエリオット・マネージメントに経営権を奪われていた。

しかし彼は今回、およそ3億2000万ドル(およそ406.5億円)の補償金と、ミランの売却によってエリオット・マネージメントが得る資金の一部を支払うよう求める裁判を起こしたとのことだ。

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「Investcorp」とミランの交渉は金曜日にもサインに至る可能性があるとも言われる。果たして今後の進行はどうなるのか…。

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