日本代表のGK権田修一(清水エスパルス所属)が6月7日、オンラインでの囲み取材に応じた。
6日に国立競技場でブラジル代表と対戦した日本代表。ネイマールのPKによる1失点で敗れてしまったが、守護神を務めた権田は非常に安定したプレーを見せた。
ただ権田はこの囲み取材の最後に、ブラジルとの試合で感じた「悲しかった」ことを吐露した。
権田修一(日本代表GK)
「(国立競技場に)見に来ている方はブラジル代表を見たかったんだっていうのが個人的には正直、結構悲しかったです。
日本人の方でブラジル代表のユニフォームを着て、日本のホームスタジアムで応援するっていう状況になってしまった(部分があった)。
日本サッカーはもっと発展しなきゃいけないなってそこは昨日すごく感じさせられて。イタリア対ブラジルで、イタリアで試合する時にイタリア人がブラジルのユニフォームを着て応援する人たぶん誰もいないじゃないですか。
日本サッカーがこれからもっと成長していく上で、日本代表の試合を日本のホームでやるんだったら、スタジアムの人は皆が日本代表が勝つために応援するっていう文化をこれから作らないといけない。
昨日はそう思いました。すみません、質問の答えと全然違うんですけど今日これだけは絶対に言いたいなと思ってました」
この試合には公式発表で6万人を超える観衆が詰めかけたが、ブラジルのユニフォームを着たファンの姿も少なからず見られた。
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権田はそのことがちょっぴり悲しかったようで、記者が投げかけた質問とは別に自身の感じたことを語っていた。