――リーグ前半戦10位という状況で臨んだACL、チームとしてどのようなモチベーションで臨みましたか?
監督は絶対グループ突破で、チームとしてもグループ突破は最初の目標としていたので、モチベーションは高く入ったと思いますね。
――浦和レッズとの試合は対日本勢ということで、特別な感情で挑みましたか?もしくは平常心で挑みましたか?
自分の中ではいつものKリーグと変わらない感じでした。試合が始まるときにピッチに入って『酒井宏樹選手がいる』ことには驚きましたけど、それぐらいです。特別浦和レッズだからとということはなかったです。
――お話していて、あまり周りを気にしないという印象を受けたのですが、鈴木選手はもともとそういう性格なのですか?
海外でのプレー経験を経て、サッカーのことに関しては自分がやってきたことに自信があります。常に自分のことに集中しているので、あまり周りは気になりません。一選手としてやるべきことをやるだけだと考えています。
――浦和レッズとは2試合戦いました。浦和レッズとの対戦を振り返ってみて、試合の感想をお伺いしたいです。
浦和の選手は全員テクニックが高くて、大邱は相当走らされました。中2日で浦和と2試合だったのですが、よく1勝1分で勝ち越したなと思いました。
――特に2試合目は浦和がほとんどボールを持っていてチャンスも多かったです。
1つ前の試合でも支配率はたしか75%対25%くらいでした。ボールを持てないので走らされるわけじゃないですか。それでまた中2日で、僕達はメンバー1人も変えなかったのでみんなすごく大変そうでした。それでも初戦勝って、2試合目も点は取られないだろうなっていう自信は多分みんなあったと思います。
――マッチアップしたダビド・モーベルグ選手の印象はどうでしたか?
あの選手は上手かったですね。たしか、1試合目は後半から出てきて、自分も結構疲れている状態だったので、あの時間帯であれだけドリブルされたら結構やっかいですね。めちゃくちゃ良い選手でした。
――ゼカ選手へのアシストのシーンを見て、身長が高い選手へのクロスはモンテネグロで培った部分があるのかなと思ったのですがどうでしょうか?
そうですね。モンテネグロもけっこうシンプルにクロスをあげろみたいな感じがありました。ゼカ選手も大きくて中でドンと構えてるので、ちょっとモンテネグロ人と被る部分があって、確かにそれは間違いなくあったと思います。
――もしかしたらそれはゼカ選手含め、外国人選手の間合いなのかなと思いました。
何が正解かとかはないのですが、日本だとあそこからまた作り直したりしていたかもしれません。大邱のスタイル的にもあそこはクロスをあげろみたいな雰囲気はあるので。
――ACL決勝トーナメント1回戦の相手はKリーグ屈指の強豪、全北現代です。
全北はリーグ戦で対戦していますが、すごく良いチームですけど勝てるチャンスはぜんぜんあると思います。僕は毎試合モチベーション持ってやっているので、正直、ACLだから特別みたいなのはないです。いつも通り自分の全力を出してやるだけです。
――それでは最後に今シーズンの目標とキャリアの目標を教えていただきたいです。
今はポジション争いで負けている状態なので、今シーズンは試合に絡むこと。まずは試合に出ないと何も始まらないので。
キャリア的な目標は考えてないですが、とにかく僕は今を全力でやって、いろいろな国でサッカーをさせてもらいたいです。