21番:ダニ・オルモ

RBライプツィヒに所属する24歳のアタッカー。

もとはバルセロナの下部組織に所属していたが、父の勧めでクロアチアのディナモ・ザグレブでプロになることを選んだレアな経歴の持ち主。

『The Players Tribune』で、バルサ時代にメッシとの写真撮影を拒否した秘話を明かしている。

「ラ・マシア(バルサの下部組織)に入る前、カステイダフェルスで監督をしている父について行ったことがある。僕は8歳だった。

一人で楽しくボールを蹴っている時、父の友人と思っていた誰かからこう言われた。

『ダニ、来なよ!信じられないかもしれないが、リオネル・メッシと写真を撮れるぞ』って。

メッシはカステイダフェルスでプレーしている友達がいたようで、彼のことを見に来ていたんだ。

Wow、メッシだよ!ここにいるの?彼と一緒に写真を撮りたくない子供なんているかい?

僕がそうだった!『いや、結構。僕はいいから、遊んでいたい!単なる写真でしょ』って感じでね。

でも、僕の気持ちとは裏腹に彼らはメッシの隣に僕を立たせて写真を撮った。

僕は彼と一言も喋らずに、シャッターが切られるのを待って、ボールのもとに戻った。

結局は無理やりにでもそうしてくれたことに感謝していると言わなければいけないよ。いまでも自宅でその写真を額に入れて飾っているからね。

当時は貴重な遊びの時間を中断されることが嫌だったんだ。それがアイコン(メッシ)だったとしてもね。

でも、僕がどれほどボールを愛しているかを示していると思う。メッシさえも邪魔だったんだ。ごめんよ、レオ。

メッシとの偶然の出会いから間もなくしてラ・マシアに入った時は泣いちゃったけれど」

その無理やり撮らされたという写真がこちら。

確かに嬉しそうな表情ではなく嫌々な感じが否めない…。