東南アジア諸国の王者を決めるAFF三菱電機カップ2022は、1月2日にグループAの最終節が行われた。

本田圭佑がジェネラルマネージャーとして実質的な監督を務めているカンボジア代表は、3試合で2勝1敗という成績。勝てば決勝トーナメント進出という状況で最終節に臨んだ。

しかし相手はこの東南アジア地域で強豪として知られているタイ。カンボジアは守備的にブロックを組みながら、速攻でチャンスを伺った。

先制したのはタイ代表。ペナルティエリアに入り込んできたササラック・ハイプラコーンが倒れ、ペナルティキックが宣告。

これをタイ代表のエースであるティーラシン・デーンダー(元サンフレッチェ広島、清水エスパルス)が決め、スコアは1-0となる。

さらに50分にはタイが追加点。サラユート・ユーイェンのスルーパスから、裏へ飛び出したスマニャ・プリサイがシュート。これが決まって2-0とリードが広がった。

その後68分にカンボジアのFWシェン・チャンテアが見事なキックフェイントから1点を返すも、試合終了間際にふたたびティーラシン・デーンダーが追加点を決め、タイが3-1で勝利を収めている。

本田圭佑率いるカンボジアはこれで4試合を終えて2勝2敗。残念ながらグループステージ3位で決勝トーナメント進出を逃したものの、明らかに格上であるインドネシアとタイを相手にここまで勝負できたことは特筆すべきものだ。

なお、同時刻に行われたフィリピン対インドネシアは1-2というスコアで終了。インドネシアが3勝1分けで決勝トーナメントに進出することになった。

タビナス・ジェファーソン(水戸)や嶺岸光、タビナス・ポール・ビスマルクと日本生まれの選手が招集されたフィリピンは、残念ながら1勝3敗という結果でグループ敗退が決定している。

  1. タイ(勝点10)
  2. インドネシア(勝点10)
  3. カンボジア(勝点6)
  4. フィリピン(勝点3)
  5. ブルネイ(勝点0)

なお、3日にはグループBのベトナム対ミャンマー、マレーシア対シンガポールが行われる予定だ。

【関連記事】W杯での奮闘は、日本代表の「人気復活」につながるのか。カギを握るのは三笘?本田?それともJリーグ?

西ヶ谷隆之監督が率いているシンガポール代表はここまで2勝1分けのグループ2位であるが、3位マレーシアとの勝点差は1。直接対決で引き分け以上が必要な状況である。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい