どうして金庫の存在を知っていたのか…
シュコドラン・ムスタフィ
「ドイツから戻ってきたところだった。妻とリビングでテレビを見ていたら、物音がした。
子どもたちの寝室カメラを見てみると、彼らは眠っていて、何も問題はなかった。
彼らの様子を見に行くために2階に上がったら、バルコニーから音がした。
窓に近づくと、何者かがハンマーのような物でガラスを叩き始めていた。警察を呼べと妻に叫び、子供たちの部屋へ走った。
彼らを抱き上げると、妻を迎えに行くために下に降りたが、彼女はすでにパニックボタンを作動させていた。
子どもたちを遊び部屋に降ろそうとしたが、2人の強盗に見つかってしまった。ひとりはハンマーで武装しており、ドアを閉める私を止めた。
『ここに来て、警報アラームを止めろ』と脅された。そうしたが、間違ったコードを入力してしまった。
(その後、外にいたもうひとりの男も加わり、3人になった強盗団は、ムスタフィ夫妻を2階に上げると貴重品の在り処を教えろと要求。ドレッサーのなかから宝石を見つけた後、金庫を開けろと妻を脅した)
どうして彼らが金庫の存在を知っていたのか分からない。
恐怖におびえる妻はそれを開けて、彼らに金と腕時計3つが入った箱を渡し、閉めようとした。だが、強盗たちは彼女を止め、残りも奪っていった」
強盗たちは、通報するなと念押ししたあとに一家を部屋に閉じ込めた。
妻は犯人たちの隙を見て、すでに警察に通報していたが、到着は間に合わなかったという。
事件から1年が経ったが、いまだに犯人は捕まっていない。人感センサーを回避して逃走しており、プロの犯罪集団だったことだけは明らかになっている。