先月1日(日本時間)に開催されたJ1浦和レッズとサウジアラビア1部アル・ヒラルとのアジアチャンピオンズリーグ決勝戦第1試合は1-1で引き分けた。浦和ホームで開催される第2試合を前に、現地観戦したライターのRyoさんが紀行文を届けてくれた。第1弾は会場入場前に発生した飲料水回収のハプニングに迫った。

ついにAFCアジアチャンピオンズリーグ(以下ACL)決勝が行われるキング・ファハド国際スタジアムに到着した。だが浦和サポーターは、いきなりアウェーの洗礼を受けた。

スタジアム直前まで持ち込みが許可されていたペットボトル。スタジアム到着後に、急きょ飲料水が入ったペットボトルの持ち込みが禁止になったのだ。

サウジアラビアの気温は35℃と、酷暑の中での応援は水分補給が必要不可欠だ。そのため飲料水の持ち込み禁止は、命に関わる問題になりかねない。過去を振り返れば、2019年のACL決勝でもスタジアム到着後に飲料水の持ち込みを禁止されたという。

入場ゲートまで行くとスタジアムの警備員にバッグの中身を確認され、全ての飲料水を没収されてしまった。パスポートケースを開けて中身を確認するなど入念なチェックだった。

他のサポーターも没収されたようで、入場ゲートには沢山のペットボトルが散乱していた。中には服の中にペットボトルを隠し、なんとかスタジアム内に持ち込めたサポーターもいたようだ。