5月17日は、国際反ホモフォビア・トランスフォビアの日ということで、フランスのリーグアンでは選手たちがLGBTを支援するユニフォームを着てプレーした。

そうしたなか、トゥールーズは、選手個人の選択を尊重しているとしつつ、LGBT支援ユニフォームの着用を拒んだ選手を試合から除外している。

BBCによれば、仏スポーツ大臣のアメリ―・ウデア=カステラ氏は、着用を拒否した選手に制裁を加えるべきだと発言したという。

同氏は「制裁を加えるのはクラブの責任。反差別という根本的なテーマで全てのクラブがかかわるオペレーションをしている最中には参加しなければいけない」などと述べた。

仏プロ選手組合はこの発言に驚いたとして、選手たちが集団的メッセージを伝える必要はないと反発している。

なお、試合から除外されたひとりであるトゥールーズのモロッコ代表ザカリヤ・アブフラルは「自分はリスペクトという価値観を重視している。他者へのリスペクトだけでなく、自分自身の信念へのリスペクトも含まれている。だから、自分はこのキャンペーンに参加するのに最適な人間ではない」とのメッセージをSNSに投稿した。

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また、残留争いに晒されているブレストの監督も、シーズン終盤にこのキャンペーンをやるのは適切なタイミングではないとの意見を口にしている。

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