レイモン・コパ
スタッド・ランス所属:1951~1956、1959~1967
ミシェル・プラティニ、ジネディーヌ・ジダンらの前に君臨したフランス代表の「初代将軍」。ポーランド移民の息子として生まれた彼は、子供の頃から炭鉱で働き、その事故で左手の親指と人差し指を失っていたという選手だ。
アンジェでプロキャリアをスタートした後スタッド・ランスへ移籍し、すぐにフランス代表にも定着。そしてスペインでの親善試合で大活躍を見せたことで「小さなナポレオン」と評価され、当時の世界最強クラブであるレアル・マドリーに引き抜かれている。
そして1959年に復帰するも、60年代の中盤にはスタッド・ランスが低迷。コパ自身も怪我に苦しみ、67年に35歳で引退を決断した。その後はスポーツブランドの経営や解説者を務めながら、ドライバーとしてラリーに出場するなど幅広く活躍。2017年に85歳で死去している。