2030年の目標を達成
富士大サッカー部公式ウェブサイトにはビジョンという形で下記の目標が掲げられている。
全カテゴリー全国大会出場を目指し、
①2025年までに全国大会4強入り
②2030年までに全国大会優勝
③運営組織・実力ともに東北No1 の大学サッカー部になる
チームは2030年に設定していた目標を7年早く達成してしまった。
「2030年までに全国優勝。だけど『あと何年か、あと何年か』と思っていたんですよね。今回は最初から大会挑むにあたって全国優勝を目指そうなんて1つも言っていないんですよ」と高鷹監督は目を丸くしていた。
それでもスタッフ、選手が一丸となって完成させた「進化する堅守速攻」は、今大会で台風の目となった。一人、一人の努力が実を結んで関東、関西の名門校連破につながった。
次の目標を問うと、「何回も言ってる通り、続けて活動することだけですよ。続けて出られる保証もあるわけじゃないし、地域のリーグ戦は仙台大のほうがリードしているわけだから。そこはコンスタントに戦っていくことが一番いいのかなと思います」と日本一になっても慢心はない。
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勝利の要因は「最後まであきらめない」と指揮官はいう。ダークホースと見られていた東北第2代表は頂点にたどり着いた。総理大臣杯を制覇したことで冬のインカレ出場権を勝ち取った富士大は、次の大舞台に向かってさらなる進化を遂げる。