マチェイ・スコルジャ監督が退任した浦和レッズの新指揮官候補になっているマティアス・ヘグモ氏。
64歳のノルウェー人である同監督は、現在スウェーデン1部のヘッケンを指揮している。
好んでいるフォーメーションは4-3-3システムで、中盤は守備的MFの前に2枚を置く形(欧州では、攻撃的433といわれるもの)。
先月末に行われたUEFAヨーロッパリーグのレヴァークーゼン戦もこのシステムだった。シャビ・アロンソ監督が率いる相手に0-2で敗れたが、レヴァークーゼンは「攻撃を愛するチーム」とヘグモ監督のヘッケンを紹介していたほど。
2022年時点の『Nettavisen』のインタビューで、ヘグモ監督は「今季に先立ち、我々はクラブの伝統と指針、チーム編成や私の哲学に基づいて、どのようなプレースタイルにしたいのかの検討に多くの時間を費やした。初日から攻撃的な4-3-3の開発に取り組んできた。我々は同じようなプレースタイルのチームを多く研究した」と話している。
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また、同氏は高度な語彙力と型破りなトレーニング方法でも注目を集めてきたそう。ヨガだけでなく、バレエダンスや詩の朗読も取り入れてきたとか。
そのことについては「全ての中心は選手。どうやって余白を作るかにずっと興味があった。メンタルトレーニングに興味を持ったのは1980年代初頭。もっと多くの人がそれを体系化しないことに驚いている。そうなり始めてはいるが、筋肉同様に心もトレーニングする必要があることを理解するのにこれほど長い時間がかかったのは驚きだ。私は好奇心旺盛で、サッカー選手の人生を少し豊かにするために文学などを取り入れるのが好きなんだ。(サッカー選手の人生は)単調になりがちだからね」とも話している。