伝説の1-13の大敗を経験、京都を契約満了
2016年から名古屋グランパスから京都に加入した本多は、7シーズンに渡ってプレーした。その内6季はJ2でプレーしていたため、苦労を重ねてきた。顕著な例をあげると、2019年シーズンJ2最終節柏レイソル戦だ。試合前チームは7位と柏戦に勝利すれば最終節での上位陣の結果次第でJ1昇格プレーオフの可能性がある状況だった。
先発出場した本多は3バックの一角として先発出場するも、前半14分にアキレス腱断裂の大ケガを負って交代を余儀なくされた。勝たなければいけない京都は前がかりになったが、ケニア代表の怪物FWマイケル・オルンガが8得点を挙げる活躍を見せて1-13とJリーグ最多失点記録となる大敗を喫してしまった。
この敗戦から徐々に出場機会を年々減らした本田は2021年にJ1昇格に貢献するも、翌2022年シーズンは15試合出場内5試合先発と出場機会が激減し、シーズン末には契約満了を言い渡された。決して順風満帆なキャリアを歩んできたわけではなく、苦労を重ねて神戸に行き着いた。ただ戦術理解能力の高さ、優れた身体能力、バランス感覚がチームにフィットする形で神戸の空いたピースをしっかり埋めてみせた。