指導への熱意は、現役時代に怪我に苦しんだことも理由だという。
「そうなったのは自分だけではない。キャリア当初は輝いていたのに、怪我で次第に衰えていったのはね。
でも、それは今では助けになっていると思う。私は怪我を理解している。怪我を乗り越えるために必要な知識や精神的なタフさを共有できる。
ワトフォードのある選手は辛い目に逢っていたが、私はそれを理解して彼が乗り越えることを助けることができた。
ドクターや外科医は大袈裟な言葉を使うので、選手たちが迷ってしまうこともある。受け入れるのが難しいんだ。でも、その場にいて、“サッカー用語”に噛み砕くことができれば、彼らはより理解することができる」
当時ワトフォードで指導を受けたDFトーマス・ポラリディスは「感激した」と話していたそう。
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なお、キューウェルが最も影響を受けた監督は、リーズ時代のジョージ・グラハムとガラタサライ時代のフランク・ライカールトだとか。