これまで多くの天才たちがJリーグを沸かせてきたが、その反面ケガによりその眩い才能に暗い影を落とした選手たちがいる。

小野伸二、内田篤人のようにケガに抗いながら活躍した選手もいれば、歯がゆい思いを抱く選手もいる。

今回はケガに泣いた圧倒的な才能を持った5人のJリーガーを紹介する。

語り継がれる天才

財前宣之

主にプレーしたJリーグクラブ:ベガルタ仙台、モンテディオ山形

読売クラブ(東京ヴェルディの前身)の下部組織時代から天才と称賛された財前は、同世代の中田英寿より評価が高かった。

イタリア1部ラツィオへ留学した際は、巧みなボールコントロールで後のイタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタを手玉に取ったエピソードは有名だ。

靭帯断裂の大ケガを複数回負ったため、期待された活躍を果たせなかった。時折天才的なアイディアと圧倒的な技術を見せることもあったが、多くのサッカーフリークから惜しまれた。