ヴェンゲルが認めた逸材

宮市亮

主にプレーしたJリーグクラブ:横浜F・マリノス

名将アーセン・ヴェンゲル監督が認めた稀代のスピードスターは、負傷により思い描いたキャリアを歩めなかった。中京大学附属中京高卒業後にイングランドの名門アーセナルへ入団。期限付き移籍先のオランダ1部フェイエノールトでリーグ戦12試合3ゴールとセンセーショナルな活躍を見せた。

だがイングランド1部ウィガン在籍時の2012年11月17日のリヴァプール戦で右足首靱帯を負傷して長期離脱した。それから度重なる負傷により、キャリアは下降線をたどった。

2021年7月にJ1横浜FMに加入し、国内初挑戦となった。Jリーグでの活躍により、2022年7月のE-1サッカー選手権に臨む日本代表に復帰したが、韓国戦で右膝前十字靭帯断裂と大ケガを負った。それでも今年5月のJ1第15節アビスパ福岡戦で復帰を果たした。宮市の決して諦めない不屈の精神を称賛したい。