柏アカデミー屈指の才能

比嘉厚平

主にプレーしたJリーグクラブ:モンテディオ山形

小学生のときに柏レイソルの下部組織に入団してから、天才アタッカーとして全国に知れ渡っていた。同期には日本代表DF酒井宏樹、工藤壮人さん(故人)、指宿洋史、武富孝介と、柏アカデミーの同期はそうそうたるメンバーが揃っていたが、比嘉の評価は抜きん出ていたという。

だが2008年1月にカタールで開催されたU-19国際親善トーナメント準決勝中国戦で左膝前十字靱帯、左膝半月板、右膝半月板を損傷し、全治7ヶ月の重症を負ってしまった。このケガにより全盛期の輝きを失ってしまった。2016年にモンテディオ山形で引退した。

身長166センチと小柄ながら緩急を生かしたドリブルと天性のボールコントロールセンスにより、ゴール前で決定的な仕事をこなしてきた。それだけに大ケガによってキャリアが停滞したことが残念でならない。