そのうえで、2022年W杯でのプレーについてはこう話していた。
「(日本は)勝負所で強いところを見せてくれた。ドイツとスペイン戦で。でも、パーセンテージとしたら、ドイツとスペインのほうがよっぽどいいサッカーをしていた。
(日本は)ポイントで点をとれたことがすごくデカかった。正直なところ、玄人目線だったら、ドイツ戦もスペイン戦も負け試合ですよ。ものにできたのは勝負強さと言わざるをえない。
あれをきっかけにこれからどうなっていくか。一番問題なのは、今までは負けなければいい。これからは勝たなければいけない。これは違いますよね。上から見るのと、下から見るのは全然違うので。
これから勝たなければいけない、今回のアジアカップもそうですけど、優勝しなきゃいけない。誰が見てもレベルが違う。W杯でグループステージ突破するのは当たり前。そうなるとやり方がまた違うんですよね。変なプレッシャーがきますよね。潰すサッカーと作るサッカーは違うので。それができるかどうかが一番ポイントだと思いますね。
今までは負けなきゃいいんすよ、(守備を)固めればいいんですよ。ドイツ戦もボコボコの前半ですよ。3~4点入ってもおかしくない。相手が外してくれた。外してなかったらどうだったんだって、日本は勝てなかったはずなんですよ。展開的に押し込まれて、全然シュートまでいけない。
今度は自分たちでゲームを作る番になると、大丈夫なのかなって思ってしまいますね。でも、楽しみでめちゃくちゃ応援していますから」
試合展開的にはドイツ戦もスペイン戦も日本が負けていたと指摘。
そういった試合をものにする勝負強さを見せつけてくれたものの、ベスト8以上に行くためには自分たちで主導権を握る戦いができるようにならなければいけないがそれは簡単ではないと感じているようだ。