今シーズンの開幕前にイングランド2部のコヴェントリー・シティへと移籍した坂元達裕。セレッソ大阪から2022年1月にベルギー1部のKVオーステンデへとローン移籍し、保有権が買い取られた昨季はクラブが2部へと降格。しかし公式戦32試合に出場した坂元の評価は高まり、コヴェントリーに引き抜かれていった。

イングランドでは当初右ウイングバック、ボランチ、トップ下、ウイング、シャドーストライカーと様々なポジションをこなしていたが、このところは4-2-3-1の右サイドに固定されて目覚ましい活躍を見せている。

『footballleagueworld』は坂元達裕について以下のように書き、まさに「神業補強だった」と評価した。

「注目されていなかった契約の一つが、日本人の坂元達裕である。彼はこれまでのキャリアでイングランドでのプレー経験を持っておらず、しかもオーステンデは降格していた。この獲得はギャンブルだった。

また、坂元のギャンブルには多額の費用を費やしており、コヴェントリー・シティは彼を引き入れるために120万ポンド(およそ1.9億円)を支払った。

しかしシーズン前半の段階では、この移籍は『マスターストローク(神業)』のように見えている。

コヴェントリーで主に右サイドを務める彼は多才なオプションであり、素晴らしいドリブル能力で相手のディフェンスに大きな問題を引き起こしている。

彼はチャンピオンシップで22試合に出場して6ゴール2アシストを記録しており、その全てがこの10試合で記録したもの。昨季はベルギーでノーゴールだったことを考えれば、特に印象深いことである。

特にこのところはゴールを奪う眼力を強めており、5ゴールはこの4試合でのものだ。ミドルズブラ戦、シェフィールド・ウェンズデイ戦でそれぞれ2ゴールを決め、敵地でのリーズ・ユナイテッド戦で引き分けに貢献した。

当初はギャンブルのように見えた坂元達裕。今はスカイ・ブルーズ(コヴェントリー)にとって本当に報われるものになっているようだ」

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