――4年生の時のことを少し伺いたくて。チームは都1部で優勝し、最終的に関東2部へ昇格しました。その中で、平河選手は特別指定でJ2に16試合出場。どんな感じでチームと話して町田へ合流していたんですか?

大学が基本的にメインの活動になるので、大学の試合をやりつつ、中断期間じゃないですけど2週くらい空いた時はこっちに来たりしていました。

結構コロナが流行っていたので、コロナで試合が中止になったらすぐこちらに来て3日間いたりとか。行ったり来たりを繰り返していた感じですかね。

――なるほど。大学サッカーの4年間で平河選手が感じたことや掴んだものは?

高校の時に比べると、得点感覚やゴール前での強さ、対人での馬力といった能力は大学でかなり身に付けました。

身体能力も成長もして足も速くなりましたし、そういう一つ一つの能力は確実に上がりましたね。大学の4年間ではそういったことを学びました。

――今の町田は新しいクラブハウスを含めて環境的に素晴らしいものがあると思います。他のチームに対するアドバンテージに繋がっている部分もありますか?

高校まで土というか砂というか、いわゆる芝ではないちょっとデコボコしたようなグラウンドで育ってきた身からすると、人工芝であっても天然芝であっても難なくトラップできますし、シュート練習も自分が思ったところに打てます。

それが高校までは当たり前じゃなかったですし、今思い返しても色々なことが蘇ってきます。本当に今の環境が良すぎて、逆に高校まであの環境でやっていたことが今に繋がっているとも感じます。

今のように芝に慣れておくことで本当の技術がまず身に付くと思いますし、実際にゲームにも活かしやすいです。高校までだとトラップ一つでも集中しないとすぐ跳ねてボールウォッチャーになっちゃったりもして…大学時代にもそういう差はちょっと感じました。

どちらも良さはありますけど、そういうちょっとしたことで変わってくるとは思います。

――ちなみに先ほど、高校時代まではあまり足が速くなかったと聞いて驚いたんですが、トレーニングなどで速くなったんですか?

トレーニングの積み重ねもそうですし、成長期が来たのか分からないですけど、大学で結構速くなりました。

気付いたら「高校に比べると速くなったな」と思っていたので、いつからとかは分からないですけど。

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プロとして最初の1年を戦い抜いた2023シーズンや、初めて背負った“日の丸”などについて聞いたインタビュー後編は1月22日(月)公開予定。お楽しみに!

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