――日本代表では、伊東純也選手が右サイドで素晴らしい活躍を見せています。同じポジションの選手として平河選手が見た時に、伊東選手はどういう選手だと感じます?

スピードという武器があり、海外の中で見てもそこに長けているのは日本人にはなかなかないストロングだと思います。

それだけに頼らず、足もとの技術もある分相手に引っかからずにクロスまで行けますし、得点することもできる。本当にすごい選手だなと、まだ全然遠い存在ですけど思っています。

――平河選手の左サイドでのプレーも好きなんですが、個人的に右サイドで奥まで行けるのがすごいなと感じています。そういう選手は意外と少ないです。「右サイドで右利きの選手としてプレーする」こだわりみたいなのはあったりします?

右サイドで右利きというのは最近だとあまり聞かないですし、その分右利きでの持ち方によって相手の対応も変わってくれます。

メリットもデメリットもありますけど、そこで伊東純也選手みたいなことができれば一番理想だと思うので、右サイドでも左サイドでも自分の武器を出しながらプレーできればいいなと思います。

――サイドでボールを持った時、ボールを置く位置や駆け引きがすごく面白いなと感じます。ボールを触ったり相手を見ながらどんなふうに判断をしていますか?

そこまであまり考えてはいないですけど、相手と駆け引きをして自分の仕掛けやすい間合いを作りながら勝負すれば、だいたい勝てると思っています。そこにいかに持っていけるかだと思います。