かつてバーレーンはユニフォームの胸部に国名「BAHRAIN」をデザインし、国の“メンツ丸出し”とも言えるユニフォームを着ていた。

この試合は2001年10月に行われた2002年日韓W杯アジア予選のイラン戦。着用しているユニフォームは2001モデルで、胸の国名がどうしても目を引く。

実はイランもかつては胸に国名をデザインしていたが、この頃は既にそれをやめて一般的なデザインのユニフォームを着用していた。

国名を付けたユニフォームを着て日本とも対戦している。2005年3月に埼玉スタジアム2002で行われた2006W杯予選で、バーレーンのオウンゴールによって日本が1-0で勝利した苦しい試合だった。

ユニフォームのサプライヤーはPumaで、おそらくはこの2005モデルからバーレーンとパートナーシップが始まったと思われる。実はバーレーンのユニフォームに関しては資料に乏しいため、やや不明な点も多い。

胸に国名を付けた最後のユニフォームはこの2006モデル。アジアカップ2007予選などで着用していた。選手のネームとフォントデザインを合わせた「BAHRAIN」が妙に格好よい。

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胸の「BAHRAIN」の理由や時期については不明だが、大部分の時期で実質の独裁政治だった国が民主化へと方向転換した時期と重なり、何らかの意図をもって国名を掲出していた可能性がある。

なお、胸に国名を付ける代表チームはかつて他にも存在したが、その多くは非民主的な国だったという印象だ。

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