2022年2月から続いているロシアのウクライナ侵攻。

『BBC』によれば、アーセナルのウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコは、召集令状が来れば戦地に向かうと述べたという。

先日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、軍動員年齢を27歳から25歳に引き下げる法案に署名したばかり。

27歳のジンチェンコは、プレミアリーグに残ってサッカーをプレーするよりも価値があると思うなら召集に応じるかと聞かれるとこう答えた。

「答えは明確だ。自分は行く。

僕らは最近まで同じ学校にいて、運動場やピッチで遊んでいたのに、彼ら(同世代の同胞たち)は国を守らなければならない。それを理解するのは難しい。

正直、これを受け入れるのはとても難しいけれどこれが現実だ。僕らは諦めるわけにはいかない。

ウクライナにいるより、ここ(ロンドン)にいる方がずっと楽だと思う人もいるかもしれない。この戦争が早く終わることを心から願っている

(ロシアのウファでサッカーキャリアをスタートさせたが、ロシアの旧友達とは連絡を絶った)

侵攻以来、メールをくれたのはほんの数人だけど、2022年2月からは一切連絡をやめた。彼らはメッセージをくれたし、彼らを責めることはできない。彼らのせいじゃないからね。彼らに『みんな、外に出て抗議してくれ』とは言えない。刑務所に入れられる可能性があるからね。

でも、ロシアの人達に質問がある。言論の自由が全くない国でどうやって暮らしているのか。

彼らが僕らにしたことは絶対に忘れない。自分の子供たちにもそれを教えていく。そして、子供たちも自分の子供にそれを教える。こんなことは許されないと。

今の僕の義務は何だろうか。どうすれば、祖国のために、国民のために、できる限りの手助けができるだろうか。いま以上にウクライナ人であることを誇りに思うことはない。この戦争がすぐに終わり、僕らが本当に望んでいるようにウクライナの再建ができることを夢見ている」

ジンチェンコは、ロシア人たちはウクライナ人を兄弟や姉妹と呼んでいたが、この侵略によって、「ウクライナ人全員が、もはや彼らとは友達になれない」と悟ったとも話していたそう。

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また、彼は100万ポンド(1.9億円)以上を母国に寄付してきたが、ウクライナが欧州の“盾”になっているとしてさらなる支援を求めたという。

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