スイスサッカー協会(SFV-ASF)とキットサプライヤーのPumaは3月28日、欧州選手権(EURO2024)に向けたスイス代表の新ユニフォームを発表した。3月のインターナショナルマッチウィーク後の発表ため、まだ試合では着用していない。

Switzerland 2024 Puma Home

スイス代表 2024 Puma ホーム ユニフォーム

2024新ホームユニフォームは伝統のレッドを基調に、有刺鉄線のようなピンストライプ柄を配置。濃淡レッドとホワイトのコントラストもきれいなデザインだ。左胸にスイス国旗を、右胸に協会エンブレムを付ける。

この少し風変わりなストライプの正体は、スイスの国花であるエーデルワイスを表現したもの。

正確には、エーデルワイスを取り入れたスイスの民族衣装模様となる。等間隔でエーデルワイスを配置するスタイルの刺繍柄は、スイスをはじめとするアルプス諸国で民族衣装に使われてきた。

今回のユニフォームでは、背中に4つの言葉で国名を表記したパッチを装着する。

スイスは4つの公用語を使う多言語国家で、パッチは左上から時計回りにドイツ語、フランス語、ロマンシュ語、イタリア語。なお、スイス語という言語は存在しない。

ちなみにエンブレムのデザインも、ロマンシュ語を除く3つの公用語でスイスサッカー協会の略称を刻んだものだ。

Switzerland 2024 Puma Away


スイス代表 2024 Puma アウェイ ユニフォーム

新アウェイユニフォームは螺旋状のライングラフィックが特徴的。これは欧州で最も高い場所にある鉄道駅「ユングフラウヨッホ駅」をイメージしたものだという。

ユングフラウヨッホとはスイスの名峰の一つで標高は3466メートル。その山頂からわずか12メートル下の標高3454メートルに位置するのがユングフラウヨッホ駅で、欧州で最も宇宙に近い場所にある鉄道駅だ。ちなみにこの標高は富士山に例えるなら本八合目付近にあたる。

前面の螺旋グラフィックは、その鉄道の線路を表現したもの。ホワイト、ネイビー、ライトブルーのキットカラーは雪、山、氷をイメージし、極めて困難な場所に鉄道を開通させたスイスの技術力と、自然の美しさを融合させたデザインだ。

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欧州選手権は3大会連続6回目の出場となるスイス。6月14日に開幕するEURO2024ではグループAに所属し、開催国ドイツ、スコットランド、ハンガリーと対戦する。

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