虫垂炎を手術したことで離脱していたフォルトゥナ・デュッセルドルフの田中碧。
27日のドイツ2部第31節シャルケ戦で復帰すると、投入からわずか4分で同点ゴールを叩き出し、試合を1-1の引き分けに持ち込んだ。
フォルトゥナ・デュッセルドルフは残り3節で3位につけている。『Bild』は、「フォルトゥナは田中のおかげで順位浮上。この日本人は試合を完全にコントロールした。常にプレーに絡み、素晴らしいパスを供給し、守備も万全だった」とその活躍を讃えていた。監督やチームメイトたちも彼を絶賛してやまなかったそう。
ダニエル・ティウヌ監督「碧は我々のゲームチェンジャーだ。彼は状況を変えるチャンスを与えてくれた。彼のおかげでプレッシングを破ることができたし、動きが増えて状況を解決できた」
FWフィンセント・フェルマイ「すごいよ!彼はサッカーを愛しているし、常にボールを欲しがるし、常にセカンドボールを拾う。碧はこのチームにとってすごく重要だし、僕ら全員が彼の能力を分かっている」
2部上位2位までが自動昇格し、3位は昇降格プレーオフに臨む。現時点でフォルトゥナと4位ハンブルガーSVとの勝点差は4。
同紙では「フォルトゥナがブンデスリーガでプレーする可能性は高くなったが、田中(契約は2025年まで)がもっと長くデュッセルドルフに留まる可能性もある」とも伝えている。