スペインのレアル・マドリーがドイツのバイエルン・ミュンヘンを退け、2年ぶりにUEFAチャンピオンズリーグ決勝への進出を決めた。
現地時間8日に行われた準決勝の第2戦。バイエルンホームで2-2と引き分けたレアル・マドリーは聖地サンティアゴ・ベルナベウで窮地に立たされた。
0-0で迎えた68分、カウンターからバイエルンのカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスに右足で先制ゴールを許し、そのまま残り時間あとわずかという状況だった。
しかし大会最多14度のヨーロッパ制覇を誇るスペインの雄が、“残り2分”から底力を発揮する。
88分、ヴィニシウス・ジュニオールが放ったシュートのこぼれ球を途中投入されたスペイン代表FWホセルが詰めて同点に。さらにホセルは後半アディショナルタイム、フランス代表DFアントニオ・リュディガーの折り返しを合わせて逆転ゴールを決めた。
34歳ホセルの2得点によって2戦合計4-3としたレアル・マドリーが、大逆転で2021-22シーズン以来となる決勝へ。
これにより、6月1日にイングランドのウェンブリーで開催される決勝で、前日勝ち上がりを決めたドイツのボルシア・ドルトムントと対戦することとなった。
一方、バイエルンは手中に収めたかに思われたファイナル行きを土壇場で逃し、今シーズンの無冠が確定した。
【厳選Qoly】日本代表、2024年に評価を下げてしまった5名の選手